Chapter-2:Renter en Soiメンバー脱退騒動顛末(詳細)
Lesson-2:heavy game.
笑えない話をしよう。
Rentrer en Soiは、(今回の騒動を抜きにして)最近話題のコテ系バンド。オムニバスアルバム「下克上」(発売元:Luciffer's Record / 販売元:Free-Will Record / 他参加バンド:Mareil・Curse・ヴィシュヌ・叶夜・Visage)の参加で火が点いたRentrer en Soi、01月31日に発売された1stミニアルバム「ゆりかご」は予約完売したショップも多数ありました。
03月30日には「ゆりかご」の2nd Pressを発売するなど順風満帆に見えたのですが、03月09日に突然Gt.蒼が脱退。解散にあたってのメンバー全員のコメントが公式サイトに掲載されました。
突然ではありますが、シモテギターの蒼が一身上の都合によりバンドを続けられなくなり、急遽2月末日を持って脱退という形になりました。メンバーで色々話し合った末の前向きな結論です。今後のスケジュールに関しては、音源、ライブ等、全て予定どおりに行います。またご迷惑をかけた関係者や、ファンのみんなにもこの場をかりてお詫び申し上げます。以下メンバーからのコメントです。
砂月「癒える事の無い傷は今も痛んでいますが、まだRentrer en Soi は終わりません。」
匠「とても悲しいことですが、現実として受け止めました。そしてRentrer en Soiはどんなことも乗り越えて、これからもどんどん成長していくので、僕達についてきて下さい。」
遼「今回、蒼が脱退ということになりましたが、俺個人、リエント大事だし。前向きに考えて、気持ちを落とさぬようこれからも変わらずやっていくつもりです。今後も暖かく見守ってください。」
未架「蒼クンが今後、後悔をせずに、また新しい世界で生き生きと進んでいける事を願います。リエントはこれからも続いていくし、僕は僕の道を開拓し続けるでしょう。だから蒼クンも迷わず進んでほしい。そしてリエントの大切な1/5であったことを忘れないでいて欲しい。じゃ、またね。」
蒼「この度、一身上の都合によりバンドを続けることが出来ない状況になり、まわりに迷惑をかけながら無理に続けることも自分として納得できないので、このような結論を出しました。応援してくれたファンや、メンバー、関係者の方には、本当に申し訳ありませんが、今までどうもありがとうございました。これからもRentrer en Soiを応援してください。」
そして03月13日、突然の脱退発表のショックも引かない内に、Devil Kittyの優雅が「毒舌日記」でこの件について言及しました。
2004/03/13(土) どうしても許せないバンド
がいます。つい最近下手ギターの抜けたバンドです、あえて名前は出しません、あの偽善者集団にあとから名誉毀損だなんだと騒がれたらきっと消してやりたくなるので。
仮にそのバンドをＲと呼びます、そして脱退した下手ギターをＡと呼びます。この話は完全にプライベートなので見たくない人は見ないで、インターネットという誰でも見れるものとは言え自分の日記なんで好きに書きます。
まずＡは俺の弟です。
正確には弟になりました、俺の実の妹と結婚したので。
俗に言うできちゃった結婚です。
中絶は２人とも最初から考えていなかった様です。もちろんバンドを続けながらでも家庭をもつ事は可能でしょうがＲバンドはまだ最近売れ出したばかりでバンド続けながらの生活は困難、中絶はしたくない、との事でＡは脱退を決意しました、もともと年齢的な面でも前々からメンバーには話をしていたらしいですが…
家族的にはもう結果も出てあとはメンバーに話をして祝福されて幸せに結婚をむかえるはずでした。
が、しかしメンバーに話した所「ふざけんな！！」「お前なんかに結婚して生活なんて出来る訳がない」「許さない」「おろせ」等々無理難題をふっかけてきました、Ａはメンバーに責められ続けやっぱりバンドを続けたいと言い出しました、だけど中絶はしないでくれと。でも次の日にはやっぱりバンドをやめて結婚する、ってはっきりしない事を繰り返しました。当人同士の問題なので最初はなにも言いませんでしたがある日妹が泣いて電話をしてきて、別れる、子供もおろすって泣きながら言うのでＡと話をしました、すると別れたくないし結婚したいけどメンバーに色々言われていると、何を言われたか聞いてみると「脱退は認めない」「おろせ」「メジャーデビューの話があるからやめるな」等々。バカらしいなぁとは思いながらも色々話をするともう決意しました！バンドやめます！となりようやく落ち着きました。
ここで言いたいのは妊娠したから無理矢理結婚させる訳ではないです、あくまでも本人の決めた事であって俺は彼の話を聞いてあげただけです。
まぁそんな事もあり、さすがに部外者とは言えおかしいな、と思った俺はＲバンドのリーダーに電話をして話をしました。やめて欲しくない気持ちもわかるけどおろせとかは違うんじゃない？と、俺は部外者だから無理矢理にやめさせろとは言わないけど三年間一緒にやってきたメンバーが晴れて結婚するんだから祝福の言葉ぐらいかけてあげたら？
2004/03/14(日) 続き
と言いました。
向こうもそうですね、と言ってくれたので安心していました。
そしたらあの偽善者集団なんと次の日Ａに対し、「死ね」「ふざけんな」「セカンドプレスの１２０万払え！！」「今までかかった雑誌への広告代払え！！(約百万)」「メンバー、関係者すべてに土下座しろ！！」「慰謝料払え！！」
等々言ってきました。
さらにその数日後「新しいメンバー決まったからもうライブには来なくていい、脱退発表はホームページでおこないます、脱退に関してＡのコメントも載せますがそれはこっちで作ります、こっちも忙しいので脱退発表はそうゆう形でさらっと書いちゃいます」と。
おかしくない？
俺もさんざん悪い事はしてきたけどここまでくると…ねぇ？
そして１３日この演技派バンドなんとＭＣで「メンバーみんな涙を流し…」みたいな事言ってました、どんな涙だよって思ったら頭きちゃって終わったあと話しました、俺は自分の家族守るためにもお前等許さないから、と。
この事公表していいか？と聞いたら「勘弁して下さい、すいませんでした、反省してます」だってさ、まぁ許す訳もないので今の俺の行動になる訳です。
さて、この話、信じるも信じないも貴方しだいです。証拠はあります、メールも全て保護してあるからね。
ブラコンと言ってくれても結構、なにを言われてもかまいません、俺は許さないから。
小さい頃から心臓病で何度も妊娠、出産、中絶って普通の女性のようには出来ない妹の体の事も知っていながら「おろせ」と言い、妊娠初期の女性を情緒不安定な状態にし今現在病院に「危険な状態」と言われている家族を俺はほっとけないので。
絶対許さない！！
以上。
優雅の日記に、Rentrer en Soiスレ・Devil Kittyスレ住人の反応は様々。
- メンバーは人間としてひどい。簡単に「堕ろせ」なんて言うべきではないし、「辞める」と言ったメンバーを総攻撃するのはどうかしている。なぜ気持ちよく送り出さないのか。
- バンドが軌道に乗り始めた時に突然「バンドを辞める」なんて言い出したら、メンバーが怒るのは当然。発言や慰謝料などはやりすぎだが、今回の事件の発端は蒼であることは間違いない。
という蒼擁護と蒼非難を両極に、どちらの気持ちもわかる、優雅が悪い(そんなプライベートなことをネットで暴露するべきではない、これは一方的な攻撃だ)、といった意見も交え、スレが沸きました。
このまま平行線をたどるかと思われた今回の事件ですが、思わぬ解決を見ました。
まず、03月16日のDevil KittyのライヴにRentrer en Soiのメンバーが登場、謝罪をしたそうです。以下、Devil Kittyスレより。
666 ：Nana ：04/03/17 00:26 id:i5ZVOrwV
デビキの番の時、リエント麺ステージに上がらせて、客の前で謝らせてた。
漏れデビキファソだけど流石になぁ・・・と思った。
こちらはRentrer en Soiスレから。
737 ：Nana ：04/03/17 02:47 ID:3DKDiJ2K
デビキのライブSE流れデビキ麺登場。
演奏前に優雅がステージにリエント麺と蒼を呼び上がらせる。
優雅リエント麺に謝罪を求める。
匠が代表で蒼に謝る。優雅にも謝る。
そして結婚の祝福の言葉もかける。会場拍手。デビキライブ開始。優雅もこれでみんなここでの叩き合いとかもやめようと言った。
和解。以上このネタ終了。
そして、Renter en Soiもサイトのコメントを更新。
Rentrer en Soi からのおしらせ
この度は蒼君の脱退の件に関しまして皆様にご心配・ご迷惑をかけ、お騒がせしたことを心からお詫びします。
蒼君と、その周りの方々を傷つけてしまった事は今でも本当に申し訳なく思っています。それに至るまでの経緯はこの場には書きませんが、メンバー全員が、「ただ純粋に蒼君とずっと一緒に続けたかった」という想いからだという事をご理解していただけたら…と思います。脱退が決定した後は蒼君の新しい生活の為・自分達の今後の為にも「なるべく早く新メンバーを決めて止まらないように活動して行こう」と思い、新しいギタリストを探していく事に決まりました。その中で未架の推薦もあり、未架と親交の深いギタリストと逢うことになりました。逢ってみると未架以外のメンバーにも「人柄・技術・センス共に信頼出来る人物」であることが解り、また以前からリエントールアンソイを知っていてくれて好意的であることも聞き、お互いに一緒にやっていく運命を感じその日の内に加入が決定しました。
急な話であった為に彼も現時点では他のバンドと掛け持ちという状態になってしまっているのですが、3/19より正式メンバーとして迎える事になっています。ライブ、レコーディング等もすぐに控えているので、彼のことも暖かく迎えてもらえればと思います。今後は、新生リエントールアンソイをよろしくお願いします。
そして、蒼君の未来を応援してあげて下さい。
Rentrer en Soi メンバー一同
■ 蒼・メッセージ
改めてこの度、脱退するにあたりメンバー、関係者に迷惑をかけたことを深くお詫びします。今ネット上で騒がれている事は、多少とらえ方の違いや、誤解はありましたが、事実です。これは自分だけの問題ではないのです。
自分は今まで、メンバーと気持ちを一つにしてやってきたので、メンバーの気持ちも言い分もよく分かります。だけど人として冷静に見たら、ひどい。としか思えない自分がいました。そこで、リエントのライブに間に合わなかったので、イベントの最後に謝罪をしてもらったんですが、何よりメンバーとステージに上がれた事が嬉しくて、気持ちが楽になりました。
自分は今までリエントにいて、メンバーとしてやれたことを、とても誇りに思っているし、後悔はしていません。今回の事は考えや価値観の違いから起きた問題であって、今大切なものがバンドであり、命であり、家族であり、人それぞれ違うのだと思います。自分にとって大切なものが他の人にとっては大切じゃなかったりすると理解しがたいところがあります。だけど今ここを見ている人も、自分にとって大切なものが何かを知ってもらいたいです。そして、誰に何を言われても大切なものは大切なんだと、しっかりと感じて、守り抜いてください。
最後にファンの皆さん、今までありがとうございました。Rentrer en Soiは素晴らしいバンドなので、これからも応援よろしくお願いします。
メンバーのメッセージにも蒼のメッセージにも、それなりに突っ込みどころはありますが・・・なんにせよ、これで一応は筋が通ったと思います。
・関連サイト
